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2012年11月21日水曜日

石巻青年会議所公開例会/OB例会

すっかり写真を取り忘れているあべとしきです。

公開例会は石巻グランドホテルにて。

六華亭遊花さんの公演をメインに、東北から多くの芸人が来てくださり、お客様もたくさん来てくださいました。

落語などはあまり聞いたことがない私でしたが、東北弁をまじえた芸は非常に面白く、方言をもっとつかうべよ!というのはまったく同感であります。

特に会議所メンバーも久しぶりに外で笑ったのではないでしょうか、何かと緊張を強いられる毎日かと思いますが、ほっとしたひとときを味わえて、あらためて明日への活力を蓄えられたと思います。ありがとうございました。

2次例会では硫黄島事業について簡単に報告させていただきました。

急なフリでしたので文脈がまとまってなくて申し訳ない思いです、卒業例会で時間をいただけるようなので、それまできちんとまとめなければ!

20日はOB例会。

ゲスト:TBSビジョン 元エグゼクティブ・プロデューサー 本間修二 氏

テーマ:「甦れふるさと石巻―知られざる歴史を今こそ掘り起こす―」

一般参加の方が多く、異例(笑)のOB例会となりました。

お話は非常に面白く、金華山を中心にした歴史を年表から紐解き、霊山や弁財天をからめて石巻の歴史を蝦夷から解説するというびっくりした内容でした。

石巻に育った私ですが、実際のところ鋳銭場として発達する前の石巻はぼんやりとしか想像できません。

昔塩田もあったようですが、資料のある文化センターは現在閲覧かなわず、なんとなーく港町だったんだろうなあという認識でした。

しかしそうではなく、風水や地政学面からさまざまな謎が、石巻市にあるというのです。

以前、「なんでも鑑定団」をぼんやり見ていた際、金華山号という明治天皇の御料馬の話題が出ておりました。

番組中ではその出自までは言及されてなかったので、金華山で生まれた馬なのかなあと思っておりましたら、鬼首の馬とのこと。

ここに謎があり、どうして金華山と名前をつけたのか。

奥州藤原氏が石巻の神社群を建設した訳とか。

かつてあった弁財天像とその系譜とか。

などなど。

時間が足りず、特に蝦夷との兼ね合いについてよく伺いたかったのですが、途中での幕となりました。

ぜひ次の機会を待ちたいと思います。

故郷にこういった歴史があるというのはうれしいものです。

特に共感した部分は「今物語が求められている、石巻の歴史を物語り、歴史と文化の再興をすることが町興し、復興へとつながる」という最初に本間氏が語った言葉です。

数年前からサブカル市場では、ある種の物語切れが起きているのではないかなと感じておりました。ハリウッドが日本のライトノベルを原作に買い付けたり、漫画原作のドラマが増えたりする要因には、既存の焼き増しの物語が増え過ぎ、物語が「語られるもの」から「消耗品」と化した点にあるのではないかと思います。

そうしたとき、石巻から語るべき何者かがあるとすれば、それは歴史と文化に根付いたものでなければなりません。

そのヒントを得られたような気がしてなりません。

充実した二日間をありがとうございました。

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