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2013年5月18日土曜日

自立と支援

Facebook上ではご報告させて頂きましたが、無事、当選致しました。
復興の一助として即戦力が求められる今です、精一杯頑張って参ります!

昨年末から、支援ボランティアの方とお話させて頂きました。
その中で、私が必ず伺うのは「復興とは何でしょうか?」という質問です。
9割の方は「被災地の自立」だと答えます。

 人はひとりで生きてはいけません。
その一方、おんぶだっこではいけません。
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいをもとめぬよう」
自治三訣といいます。関東大震災のおり、復興院総裁として活躍した後藤新平が、ボーイスカウトに発した言葉だと記憶しております。

先日、相談された案件で、仮設住宅の消毒の問題があります。
すでに2年が過ぎた仮設住宅ですが、地域バラバラの編入のせいか、自治会が発足できず、集会場の管理を頑張ってやってらっしゃる方からの相談です。 
そういう状況ですから、行政が消毒のための機材を貸してくれても人手が足りない、そんな悩みでした。これはなかなか難しい、素直にそう感じたのを覚えております。

ボランティア関係の知人に相談したところ、私と同じように考えてくれました。
「ボランティアを派遣してやってもらうことはできるかもしれない、けれども消毒は本来各地域でするもので、これを任せてしまっても結局繰り越しになるだけだ」
やってもらうことは一見楽かもしれませんが、私たちの目指す復興から遠のくのではないか。
相談した方が同じように考えてくれたことを嬉しく思い、現在は共同歩調を調整中です。

ある支援ボランティアにこういったことがあります。
「ボランティアの中には被災地にレゾン・デートル(存在意義)を求めている方もいる。一方的な世話だけをして自立意識を妨げることは将来的に決して被災地のためにはならない。その線引きをしっかり出来る団体こそが残るべきだ」
彼は「寄り添う」という言葉でその線を表現しておりました。
自治三訣に辿り着けるまでどうお互いに寄り添うべきなのか、距離感が大事な時期かもしれません。 

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