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2014年12月31日水曜日

政治に向き合うということ、一年間ありがとうございました!

今年もいよいよ終わりということもあり、何となくな今年の忘備録。

よく、「若くして政治家なんてよく決断したね」と言われます。
自分の主な原点についてはここでは書きませんが、政治への批判だけではダメなんだということを、身を持って僕は知りました。
「誰それさんは人がいい」、「考え方が似ている」、応援の声は本当にありがたい。
一方で、少しでもピントが違うと性能そのものが悪い、そんな評価を受けるのが政治家の仕事となってしまっているような気がします。
そして、一番怖いのは政治家をツールとして見ている有権者がとても多いこと。
僕は、もう少し政治って俗じゃないもの、聖なるものであるべきだと思っています。
道路や橋をかける、持ってくるのが仕事だと思っている有権者のレベルから政治家が出ればどうなるか、お互いの権力争いになり、グラウンドデザイン、戦略性を持った本当の意味での「国づくり」、「まちづくり」 ができなくなります。
そうじゃなく、例えばどうしてここに道路が必要なのかをしっかりと議論し、時にはNOをはっきり言える人、説得できる人、そんな政治家が今、本当に少ないんじゃないかなあ。
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自分は幸いにも、周りの先輩方や塾での経験などから、いろいろな政治家を多く見てきました。
三十代前半で、そういう先輩方に出会えたことは一生の宝だと思います。
そしてまた、彼らの背中を追っていくことも、まだまだな自分の中の大事な大事な縦糸なのかなあと思います。
弱者、強者、勝ち組負け組、そんな算数でしかない今の社会の価値観を、もう一度、かつて日本人が見た美しさや醜さ、潔さ、人間としての善と悪、そういった観念に変えていきたい。
被災地から、そんな政治を発信する来年であるよう、頑張ってまいります。
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ここからは雑感になりますが、政治家を事業として見ている方がいるのが非常に残念でなりません。
そもそも元を取るという観念で、命をかけて仕事ができるでしょうか?
今を変えて、自分は報われなくとも、明日の子どもたちのために何かをしたい、思想の右左関係なく、これが将来を動かす原動力である政治の原点ではないかと思います。
選挙という制度がある以上、確かに一定の思慮は必要です、しかしながら「元を取る」とか、「割に合う、合わない」そんな算数で政治を語っている方がいることが、私は本当に残念でなりません。
スーパーマンではありませんが、そういう見方をされる職業です。自らそこに足を踏み込んだのならば、精一杯、自分の信条でもって社会問題にぶち当たり、散ってしまっても何かを残す、そんな政治を、来年も徹底して参ります。
今年一年、本当にお世話になりました。

2014年12月21日日曜日

定例会終了!

19日、石巻市議会12月定例会が終了しました。

私の一般質問では、
・新教育制度について
・多文化共生社会其の二

の2大綱で質問させて頂きました。
新教育制度においては、来年以降設置義務が発生する教育総合会議においての首長の権限の大きさ、そこへの思いをまず質問し、教育へかける情熱を聞きたかったのですが、まだ検討中とのこと。
来年四月から、そして現場レベルへ浸透する時間と、なかなか時間がかかると思います。はやくやってほしいという思いでしたが残念です。 

そして、教科書問題。
2015年は中学校教科書採択時期に当たります。
今使っている教科書の比較を交えて、採択での公平・中立は何なのかを主軸に問いただしました。
教育長答弁では「中立・公正」と何度も強調されておりましたが、
・無作為の確立で天文学的な数字になる主要七科目が同じ会社になるという事象が、実際に行っている件
・開示をかけて入手した議事録中から「開示すると問題になるかもしれない」、「G社の教科書は右翼的」という発言がある点
・そもそも内容からいって精査しておらず、検定はいわば「教科書を採択に乗せるため」の検定であるから、その後のサービスや中身をしっかりと採択しなければならないのにしていない。これは医者や建築士が国家資格を持っていても、その中身で選ばれるのと同じであるという点
を論拠に質問しました。

詳細は両国ゼミナールさんにも記載あります。 

また、多文化共生について、では。
外国人の所得控除問題についてを皮切りに、先日いったセミナーでの問題点を中心に質問しました。

市の税収をどうやって確保するかというお話をしている中で、こういう計画を推進していく姿勢が私には理解できません。

2014年11月26日水曜日

地域福祉フォーラムに参加して参りました

午後は遊学館にて。地域福祉フォーラムに参加。

講演中、疑問点がありました。
神戸震災の被災者の就職差別があったというお話があったのですが、その部分の理由説明がなく、早速神戸の某戦友にお電話し聞いてみました。
公金や補助金の不正受給が発覚して内定取り消しになったというケースがあったそうで、被災者だから「差別」されたのか(理由説明がないので、なぜ差別されるのかわかりませんが)、公金の不正によって「区別」されたのか、両方のケースを説明しないとおかしいんじゃないかなあと。
また、テント生活が5年続いたそうですが、行政側は公営住宅への移行を誘導していたはず。
聞いてみれば左派系の団体が積極的に関与し、行政との対立を煽っていた側面もあったそうです。
生活保護の取り消しも問題というニュアンスでお話があり、自立なんだからいいんじゃないのかと思う内容でした。
後半、住宅問題において、孤独死やコミュニティ崩壊に触れており、確かに石巻市で起きうる問題である内容で共感しました。
物事の一側面ですが、取り方によって、それが「差別」なのか「区別」なのか。
巷で話題のヘイトスピーチも、では「相手国のヘイト」はヘイトスピーチにならないのか、そもそもヘイトスピーチの定義は何なのか。
当たり前のことをレッテル貼りし誘導しようとする勢力が世の中にいて、震災や弱者に依存するように存在していることも市民、国民は理解すべきだと考えます。
その依存の根っこを経たない限り、真の復興、繁栄は絶対に有り得ません。
とりわけ、石巻市、秘書課において某「平和の船」 の模型が飾ってある我が市。
これが何を意味し、秘書課に訪れた方で背景に理解のある方がどう感じるのか、 考えて頂きたい。
神戸でのボランティアスキームがどうだったのか、もう一度しっかり勉強し、 その根っこから市の意識を立てなおしていきたいと思います。
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2014年11月23日日曜日

宮城懸護国神社、新嘗祭に参加させて頂きました

二三日は、勤労感謝の日。
ですが、古くは新嘗祭。五穀の収穫に感謝し、新穀を供えるお祭りです。

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本日は日曜日ということもあり、仙台の宮城懸護国神社に伺いまして参列させて頂きました。

終了後は、お供えしたお米で塩むすびをつくっていただきました。
塩でおいしい、さすがは宮城のお米です。

終了後、仙台のまめ坊 様でコーヒーを頂きながら会議。
器に、石巻市、須江で陶器をつくっている方のものがありました。

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昨日から一緒の両国先生。

教科書勉強会in石巻市

知人である宮城エキスプレスさんの貸会議室をお借りして。

教科書問題。
皆さん、聞いたことはあると思いますが、んじゃさて何が問題なのかと言われると、
・ネットで情報収集に余念がない方は「そもそも自国の歴史を正確に教えていない教科書はありえない」
・産経以外の新聞などを読んでいる方は「 政治信条の問題で教育現場が混乱している、とか何とか」
・テレビなどから情報を持っている方は「昔そんなことがあったよね」

とまあ、段階はあれど、実は教科書問題は「あった」けど何が問題なのかよくわからない。
そんな方が多いんじゃないかと思いまして、ありがたいことに戦友である両国先生がその道の専門家であることもあり、講演をお願いすることに致しました。

理由としては上記の点がひとつ。
そして、来年四月から、石巻市においても運営される教育総合会議について勉強しておくこと。
そして、来年が中学校教科書の採択時期である。
と三点揃ったことによります。

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今回はかなりシビアに内容を検証し、そもそも教科書ってどう選ばれているのか(これは以前、両国先生と協力して県内に開示請求してあります)。
あるいは教科書そのものの方向性はどうなのか。そもそも、この問題の根源は何なのか。今後、市にとって教育総合会議がどう関わってくるのか。 

について講演頂きました。

特に議員への提言。
・教育総合会議において作成される大綱について
・教科書選定の過程のチェック
・採択地域の独立化
など、具体的な提言が多く、12月の質問には早速盛り込んだ形で質疑を予定しております。

勉強会自体にも一七名の有志が参加して頂き、やってよかったと心から思った勉強会でした。
また、懇親会にも多くの方が残って頂き、熱い思いを各々語って頂きました。今後も熱く、熱くいきましょう! 

2014年11月17日月曜日

龍馬プロジェクト 九州ブロック研修報告 を投稿させて頂きました!

http://ryouma-project.com/index.php?itemid=629

KAZUYA、神谷宗幣両氏と熱く語り合えた機会は本当にありがたい経験でした!

政治山リレーコラムを寄稿させて頂きました!

http://seijiyama.jp/article/columns/ryoma_p/rpj07-012.html

自分の原点や思いを込めて書かさせて頂きました。
貴重な機会、ありがとうございます!

2014年11月15日土曜日

まちづくり特別委員会 視察報告

11月11日より三日間、滋賀県長浜市と愛知県東海市に視察に行ってまいりました。
メインテーマは「まちづくり」についてです。

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長浜市の「まちづくり」の面白いところは、青年会議所OBの存在でした。
自分たちのまちを良くするという思いのもと、株式会社を設立し、自分たちで出資、運営する。
他者に依存するわけでもなく、とにかく「まち」を良くしたい、人を集めたい、そういう思いから企業が生まれ、それに呼応するように周辺からもモチベーションある「ひと」が集まってきた。
そういう歴史あるまち。

そしてまた、担当の方がとにかく熱い方で、委員メンバー全員が聞き入っていた素晴らしいプレゼンでした。

恊働という単語で収まる話なのかもしれませんが、一緒に働いた結果、それが恊働であればよし、最初から寄りかかる目的であるスキームは依存だと私は思います。
自立心、克己心あふれるまちづくりの精神を肌で感じることが出来ました。

終了後、委員長とお話をし、是非、石巻市でプレゼンして欲しいと同様に感じたそうです。
検討委員会でしっかり発信したいと思います。

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そして二日目は東海市。
こちらは市町村合併後、「中心市街地をつくる」という、ある種石巻市と似たテーゼでまちづくりしている所でした。

産業構造も似ている部分もあり、其の上で人口も一〇〇〇人増を維持している土地です。
空港需要など、外需的な要因も大きいようですが、まちづくりの基盤やインフラの部分を勉強させて頂きました。

以上です! 

2014年11月10日月曜日

多文化共生社会シンポジウムに参加して参りました

もともと、反対の論陣なわけですが、しっかりと聞いて、問題点を明らかにしたいと思いまして、参加して参りました!

いろいろと指摘したい部分はありますが、最終的に言いたいことはひとつ。
コーディネーターが言った(ある介護施設で職員の中国語講座がある)「介護職などでも中国の方の手を借りなければならない、その時に喋れないと大変」という趣旨の発言です。

そもそも日本語覚えてから仕事をして頂くのが当たり前。
何故にサービスを受ける側が、サービス提供者の都合を汲んまねばならないのか。
また、サービスの中身の問題ならいざしらず、その間口においてさえも、相手に合わせるってどういうマインドなのかなあと不思議に思いました。

私は文化交流には断固賛成です!
しかしながら、こうした手法のおかしさ、不思議なマインドが満載のこの計画について疑義を感じざるを得ません。石巻市の答弁にありました「郷に入りては郷に従え」の精神をしっかりと、県にも持っていただきたいと思います。

一部目においては、大東亜戦争中のエピソードを、ビルマの方が語ってくれました。
戦時中の交流や、イギリスに捕まった日本兵を助けた話、その日本兵が車を奪い、代わりに大切な万年筆や写真、謝罪文をおいて行った話。その後の元日本兵との再開。

薄っぺらい移民論にはない、本当の交流のお話も聞けました。
是非、あのエピソードを活かし、文化交流事業へシフトして頂けることを期待致します。

2014年11月6日木曜日

亀山市長の問責決議が可決されました

亀山市長の問責決議が可決されて、臨時会終了。

問責の内容としては、
・議会軽視、一部軽視されてもしょうがない部分もあるのかもしれませんが(質問や強弁など)、それでも市民の代表としているわけですから、しっかりと話をして頂きたいと思います。
私個人の思いとしては、とにかく政策を話す場がない点と、反問権など議会対応においてそうじゃない手法でアプローチしちゃう点はおかしいと思います。
今回、全員協議会の欠席というのが議員内で非常に問題だと質問が相次ぎました。
皇室や王室について、一定の敬意を持っている私ですからお気持ちはわかります。しかしその後、土日み河北や桃生のお祭りに出ているわけで、もっと早くに対応できたんじゃないのかなと思う次第です。
普段は土、日でも市長日程で議会が組まれます。こういう状況だからこそ…

・100条委員会など、議会側の声を政策に活かせていない
こちらも早々に解決できたのではないかと思います。 特に捜査権の必要性を全員が理解しているのに、それの介入を拒んでいるのはなぜなのか、未だに理解に苦しみます。

今回、はじめて緊急質問させていただきましたが、私個人の主観として。
・ボランティアというものの再定義、無償性、自主性を主軸にした奉仕でなければならない
・行政内で政治的圧力があったのかなかったのか
・特にNPOやNGO、企業や団体において、震災の不誠実な事件がほかになかったのか 

こういった点を主軸に質問させて頂きました。
回答から、まずは調査という内容でしたが、復興モデル都市といわれるようになるには、まだまだ時間がかかるなと思います。 

2014年10月27日月曜日

龍馬プロジェクト、政策作成セミナーに参加して参りました!

10月15日、東京にて政策作成セミナーに参加して参りました!

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自分の地域の課題から、逆転させてその将来像を描くためにどうするか、何を行動すればいいのかという具体的な手法に落とすという面白い作業です。

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こういう形で、課題とその手法について、細かくツリーにして行きます。
ブレインストーミングやマインドマップの経験はありますが、課題や手法として形にしたのは初めてで、面白い気付きを頂きました。

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最後、カメラの前で発表です!

市へのおもいを発信させて頂きました。

KAZUYA×KAMIYA全国ツアー(意味深) in 宮城!!

KAZUYAと行く!被災地視察@石巻
KAZUYA×KAMIYA全国ツアー(意味深)@仙台

無事、終了致しました!
現地アテンドとしては、100名近い方にお集まり頂きまして、ありがたい限り。

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石巻の部では、恒例となりました茂洋牛のお店で食べて頂き、日和山、仮設団地、大川小学校とアテンドさせて頂きました。
道中、アイディアソンをやっていたイトナブを見学させて頂き、かっこいい(?)大人、希望に向かう青年層の熱さを感じて頂きつつ、バス内では内緒トークを披露。

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その後は仙台へ行き、講演会です。

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これだけ若い講演会は仙台ではなかなかないんじゃないでしょうか。
熱いトークを繰り広げつつ、無事、終了致しました。

個人的に、KAZUYA氏より、私に会いたかったという方が何人か、お声をかけていただいたのがうれしはずかしです。 

2014年10月8日水曜日

2014年10月議会運営委員会視察二日目

二日目は、京都は亀岡市です。

こちらはインターネット中継や議会活性化についてです。IMG 2737

基本的に、昨日の大東市で聞いた内容とかぶるところ、あるいは石巻市ですでにやっているところとありますが、ある程度はしょうがない部分もあり。

・ネット中継は、PVが年で10000件ということで、かなりのアクセスがあるようです。震災前は石巻市もやっていたわけですから、早急に提案して行きたいと思います。

・議会報告会はどこも悩んでいるようです。これは私ども議員も悩んでおりまして、議会だよりを読み上げて要望を聞いて終わるだけの会になりつつあります。
私個人、今回の視察で思ったのですが、市民を巻き込んで政策を議論できるところまで行かないと、やっている意味がないのではないかと思います。そもそも各議員はそれぞれの政策を背負って議会に来ているわけで、そこで決定したことをだらだら説明していても、誰も興味を持ちません。各議員の想いを伝える、そこでビジョンを感じてもらう。大東市でも同じような政策議論をしているようでしたので、徐々にそういう流れになるのではないかと思います。

さて、こちらの市で思ったのは、きちんと議会が政策として行政に伝えるルートができているということが素晴らしいと感じました。
議会で質問して動く案件というのは、それなりの根拠がなければなかなか実現しません。ICT関係や委託先の精査などで手応えは感じますが、 時折、うまく想いを伝えられなかったり、根拠の説明が不十分だったりと、無力感を感じるときもあります。

我が市では反論になりがち反問権のあり方も、きちんと整備されているようで、議論し、それを行政に発信するスキームを、長年議員が議論してつくってきたのだなと実感できました。

今は復興のまっただ中、市のしっかりとした将来をつくるためにも、今回教えていただいた事務評価であるとか、あるいは政策発信のあり方、議会での議論のあり方について、持ち帰りたいと思います。

2014年10月議会運営委員会視察一日目

今回は、大阪は大東市。
視察内容は議会報告会、夜間、日曜議会、通年議会などについてです。

担当の方が熱心な方で、
・通年議会による議会への変化>事実上特にないが、閉会がない、専決できないので行政側に緊張感をもたせられる。
・議会報告会のやり方>石巻市でも行っているが、低迷。自治会など、広報できる団体との連携もひとつ

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と、いろいろ教えていただきました。

私個人は、市民から選ばれる議会モニター制度に興味を持ちました。
以前行った、愛知の常滑でも同じことを思いましたが、熱い行政マンがいる市で話を伺うと非常に刺激されます。

また、大東市では自治基本条例も制定しておりました。
が、読み込んでみると、一般に自治基本条例の問題とされている市民参画の部分についてかなり骨抜きになっています。あくまでルール整備程度にとどめてあるのはなるほどと思いました。視察外の案件ですが、参考になった事例でした。
 

2014年9月1日月曜日

石巻市に提言する会さまへ

せっかくお手紙を頂いたので、答えられる範囲で答えたいのですが、差出人がないのでBlogに残しておきます。考え方は非常に親しく、また危機感も同様の思いです、その上で若手二名に期待頂いた内容を、しっかりと発信して参ります。

さて、
1:市における人口減少、高齢化の進行
ご指摘の通り、加速度的に進む危険性もあります。
市当局には高齢化対策としては地域力の向上=本来の意味での包括的ケアのあり方を発信し、少子化対策として若者の雇用の充実(確保ではなく、ここで働くメリット)を実感できるような政策提言をしてまいります。

2:財政の厳しさ
上記の通りですから、税の生産が減っていく、労働人口の減少こそが問題であり、スパイラル化してしまう前に若者を呼びこむ必要があると思います。

3:公共施設の民間委託
この点は少し疑問符で、民間委託したから経営が成功するかといえばそうではありません。また、復興事業ではその内容が見えないものも多く、委託そのものは良いのですが、丁寧な精査と確認を実施しつつできる体制づくりが急務かと思います。 

4:市民への迎合ではなく、将来のために厳しいことも
今を我慢して将来につなぐということは、先人が実際に行動で示してきた生き方です。しっかりと受け継いで、発信してまいりたいと思います。

5:国の予算だからというチェックの甘さ
上記3とも関連します。ランニングコストこそが将来の石巻にとって課題である点は、選挙演説で何度も言いましたので、しっかりとチェックして参ります。

6:公病院のあり方について
看護師不足対策もその通りですので、身の丈にあったものを実施するよう求めて参ります。

以上、ざっとですが、せっかく阿部利基宛に頂いたので返事をしてみました。
同封の産経新聞記事も参考にします。ありがとうございました。 

龍馬プロジェクト九州ブロック研修会、二日目 in対馬

石巻市の方で多文化共生なる案件に意義を唱えておりますので、国境の島、防人の島である対馬にはその経過も含めてずーっと興味を持っておりました。
今回、参加している龍馬プロジェクトの九州ブロックにおいて、対馬研修という案内が来ましたので、「これはしっかり現地を見てこなければなるまい」と思い、参加を申し込んでおりました。

さて、午前中は福岡から対馬へ行き、行政から説明を頂きます。
レンタカーで時間を食いまして、先方を待たせながらの到着、申し訳ありません。

市長からお話を頂き、続いて行政から。
・海人として、交易なしでは生きてはいけない
・現在は古い資料のアーカイブ化事業にも取り組んでいる
・それぞれの地域の生活を活かして、孤高の島を目指していく
・開いていかねば生きてはいけない
あまりにも差がないと、これもまた意味が無い、違うからこそ人が来る
・明確な国境線は必要

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と、こんな内容だったかと思います。
我々からの質問は、やはり先般の仏像盗難問題と、日韓トンネル。そして、島の未来という点についてでした。
仏像盗難はその経緯を説明頂きまして、韓国の客船沈没事件からの配慮もあり、今は動きがない現状を。
日韓トンネルについては、かつては旧軍、戦後は統一教会、今は動いていないという点を。
島の未来については県の問題などに議論が広がり、明確なビジョンはなかったように思います。

昼食を挟み、先方の防人の方に島を案内頂きました。
軍事史跡の大里多さと豊かな自然は圧巻の一言です。道中一時間半の登山(笑)を含んで、夜、商工会青年部の方と島の将来について議論させて頂きました。

全日程を含んでの私の感想ですが、
・島の中でも意見が複雑化されているが、現状に問題がないという行政の説明には首を傾げる
・ずばり、苦情としてあがっておらず、政治的に進んでいる貿易政策に、明確な否定もできず、かといって肯定もできないような状況である
という感触です。

ピーク時から半分となった人口からも、島としての未来像をしっかりと政治がつくる必要があるのではないかと思いましたし、青年部の方とは同様の熱い議論になりました。
私も若輩ながら、「おかしい」「不安」という気持ちはあなただけのものなのだから、その想いを素直に島にぶつけたらいい、だれかがやるんじゃなく思ってしまった皆さんがやって欲しい、そんなエールを送らさせて頂きました。
その上で、ではこの防人の島において、本土が何をしてきたかといえば、問題が湧き上がるたびに「いかんいかん」の連呼だけです。
本当に危ない、何かしたいと思った時、抗議文だけではなく経済的支援をする、あるいは観光に来る、それだけでも違うのではないかと感じました。 

元来、国境の最前線というのはよくも悪くも開発が進んだり、あるいはそのひとつ後ろが栄えるのが常です。
相互に人の往来もあり、賑わうはずが、他国側だけの一方的な経済的恩恵があるから歪な状況になる。
国際感覚の欠如もそうですし、憲法の問題も悪影響となっている。こういった島、ひとつひとつに人が住むことで安全保障にもなるわけで、しっかりと国民としてその必要性を発信していきたいと思います。
また、石巻市においては多文化共生の必要性、対馬におけるそれとはニュアンスが違い、貿易という視点で政策をとっている地域でさえ「個性があるから価値がある」と仰っています。
この点、文化平等化を原則としている多文化共生を行い、市として何を目指していくのか。行政にその真意を問い、他文化との交流を推進して参ります。 

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今回は念願のKAZUYA氏と同行させて頂きました。会って二日目で熱い想いを相互確認できたのが一番の収穫かもしれません。

2014年8月27日水曜日

龍馬プロジェクト九州ブロック研修会、一日目!

初日は、同年代にして市長になった崎田恭平さんの講演を。
九州では最若手。

包括的ケアや行政のあり方なども、首長の視点から直接お話をきける機会はなかなかないため、大変勉強になる内容でした。
まちづくりにも尽力されており、その一部を聞いただけですが素晴らしい政策立案と実行力。石巻市においては非常に参考になる事例ばかりでしたので、質問に反映させていきます。

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続いて、KAZUYA氏の講演。
「あべちゃんねる」を定期化できないかと悩んでいたのですが、懇親会などでもお話させて頂き、今後の展望を少し具体化できそうです。
参考になるキーワードが多かったので、こちらも参考になりました。

懇親会では、一般質問のあり方などを議論させて頂き、立法者という立場を再確認。
議会中、行政マンにも響くような内容にしなければ、結果として行政コスト=時間を無駄にしているだけというのは非常に共感します。

明日は二日目、いよいよ対馬へ。 

2014年8月17日日曜日

8/15日、宮城県護國神社英霊奉謝祭に参列して参りました

去年より車は多かったのですが、幾分参列者が減ったような…

私の政治的目標には、ご英霊の名誉回復というのがあります。
ある方のおかげで護國神社様にお参りするようになりましたが、それまでは靖国神社に行っておりました。
昨今の「朝日新聞社による、いわゆる従軍慰安婦に関する誤報」もそうですが、大東亜戦争の実態が徐々に明らかになっております。
「ひょっとしたら、戦後の歴史観、国家観、国際感覚、外交はつくられたマイナスの土俵にあるのではないか?」
そのつくられた世論の中で、もし国民がご先祖様、ご英霊を悪鬼邪神のように感じているのならばそれは違います。

私の基本的スタンスは、「悪いことがあれば謝る、しかしながら政治、国際社会には嘘や捏造はあって当たり前なので、それを見抜く目を持つ」が大前提だと思います。
日頃から、復興に関する美辞麗句への疑問や、キレイ事だけの復興に疑問を投げかけているのはここから来ている感覚です。  

私の立ち位置をはっきりしているので、よく、
「自衛権拡大は怖い」であるとか、「軍靴の音が」というお話をされます。
そういう際、お話することは、思想的右左を問わず、最終的目標は「自国、公の恒久的平和」であることは疑う余地がありません。
問題はその際の手法にあると思います。
現実社会において、力とは経済、外交、戦力を含めて総合力になりますが、そのバランスは緊迫してくればくるほど、戦力に比重が置かれるのは言うまでもありません。 
その現実的なバランスがどうなのか、そして、今決断しなければどうなるのか。
ご英霊が望んでいる、私が望んでいる「平和」は、決して「奴隷の平和」ではありません。
皮肉なことに、本来であれば自由、平等、博愛の精神をベースにしているはずのリベラル勢が、自由の本質を履き違えている点は非常に情けない限りです。
何からの自由であるべきなのか、あるいはなにへ向かっての自由であるべきなのか。 

私はこの国に生まれてよかったと心から思っております。
私を育ててくれ、今なおすれ違いながらも気付きを与えてくれる多数の方々に感謝するということは、彼らが守りたいものを政治的に守ることとイコールではないでしょうか。
私の帰結としては、彼らが守りたいものとは彼らの誇りであり、名誉であると思っています。 

願わくば、平和が続くことを祈りますが、それは一方的な譲歩や、誤報、嘘をベースにしたものであってはなりません。
それは、誇りや名誉の向こう側にあります。

そしてそれは、311の震災で亡くなった方に報いることとも繋がっている気がします。
国歌を歌わない追悼式であったり、様々なところで見え隠れする死者への不遜は、あってはならないこと。
復興の本質は、彼らの願いであるよりよい発展を市全体が目指すことであるべきです。
同様、ご英霊の思いを受けて、よりよい社会、国づくりに、地方からの活力が必要ではないかと思います。

終了後、心強い仲間たちと。
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2014年8月5日火曜日

政治家の最低要件は現実認識

だと私は思うのです。

先日、ある支援者とお話していた際、こういうことを言われました。
「地方議員の本質は、議会において行政のチェックを行うこと。すなわち、過去の政策に学び、行政の視点の中でかけている点があれば指摘し、その将来像においてまずい点があれば取り上げ、良い点があれば応援すること」
私も全く同感です。

また、市民感覚という言葉において、
「 だれがやっても同じという言葉が蔓延している中で、市民目線は維持する必要はあるが、市民の中から飛び出た存在となってほしい」
「真に必要な感覚は国際感覚であり、村、町、市、県、国とあらゆる部分にある政治家が自分たちの地域を守るために努力しなければならない、その先端を行って欲しい」
というエールを頂きました。

思いや情熱というのは社会を動かす起爆剤になりえますが、そういった感情の部分は、時として足元をすっぽりと忘れて走りがちです(私も何度も何度も経験があります ;;)。
進まない復興への苛立ちや大きすぎる爪あとから、先ほどまで手を合わせて頑張ろうと言っていた方が、行政や官僚、あるいは国や議会の非難をずっとしていたり、そのプロセスや役割を無視して話を展開しがちです。
各々の役割の中で果たすべきことをしっかりと認識するためにも、まずは現実をどう認識し、共有し、其の上で各々の立ち位置や能力から議論できる土壌づくりこそが、今求められているのかもしれません。 
いずれ来る10年先の未来に、今の現実をどう進めれば輝かしい将来を引き寄せられるのか、市民目線を土台に一歩飛び出て、やってみようかと思います。 

さて、本日、
朝日新聞社が吉田発言について誤報を認めました 。

いわゆる慰安婦問題については、祖先の名誉を汚すだけではなく、現実の国際関係においても多大な影響を与えている問題です。
記事中、吉田発言の誤報は認めておりますが、軍関与については取り下げておりません。
インドネシアのくだりでは、戦時中に処分された事例を元に軍関与をほのめかしておりますが、実際に軍が処分している内容を問題にしている矛盾に、まだメディアは気づいていないようです。
まだまだメディアの偏向報道のは深いと感じます。

現実認識とは何かといえば、つまりはこういうことではないかと思います。
そもそも吉田発言については10年以上前から疑義が出ていた問題であり、これによってどれほどの国益が損なわれたのか、今回の記事取り下げは勇気のいる決断だったかと思いますが、あまりにも遅すぎます。
そして、こういった疑義の在る内容にも関わらず、その尻馬にのっているだけの政治家にも残念な思いを抱いてなりません。

人間の認識には限界が必ずあります。
ネットはその枠をほんの少し広げてくれました。おかげで、今日、まずは国益に関する重大な一歩目になったわけです。
復興においてもそう、先日、あくまで復興は遅れていないと言いはった方がいましたが、現実、市民の感覚では進んでいません。
では何がそう感じるのかといえば、ひとつは目に見えた形が見えないこと、そして全体的な計画が見えてこないこと、最後に、きちんと発信できていないことの三点につきると思います。

市民の声もひとつの感覚として受け取り、その上でどうすればこの感覚をポジティブに変えていけるのかを、政治家自身が先端を走る必要があるかなと思います。 

2014年7月23日水曜日

[視察総括] 2014年7月 北海道

今回は北海道で学んでまいりました。

・一日目、留萌=市立病院、包括的ケア関係

やはりいちばんの目玉。
特に私は市立病院について、経営だけでも民間委託化出来ないかと思っていましたので、公営企業法の部分はすごく勉強になりました。
市立病院については、経営における責任者が親方日の丸的な感覚では、絶対に債務危機が訪れます。
未だに場所、そして周辺事情についてクリアになっていない、そして赤字スタートという点から考えても、経営をしっかりしなければと思います。 

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包括的ケアについても連携を模索しながら動かしている現状を肌で感じました。
特に大学と連携し、次世代の医療人をつくるという意志は、医学部で揺れていた石巻市に一石を投じる内容かと思います。
立地ではなくどう人を惹きつけるか、その鍵を頂けたのではないでしょうか。
次の質問に活かそうと思います。 

・二日目、札幌= まちづくり、にぎわい創出

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こちらは観光地という特性を意識したまちづくりでしたので、なかなか石巻市にはマッチしがたい内容かなと思いました。
一方で起業支援、賃料の補助など、商店街を活性化させる具体的な取り組みをしている点は素晴らしいと思います。
結局のところ、人がいなければ商業は成り立たないわけで、どう人を誘導できるかを政策的に支援している点は今後の参考になるかと思います。 

・三日目、石狩=図書館

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先進的な取り組みをしている図書館として。
ICTの活用や、学校との連携など、面白いなあと思いました。
地域のコミュニティの中で「集まれる場所」として位置づけられているところが面白く、コンサートなども実施しているそうです。
一方で僻地への対処などが課題になっているそうなので、そのあたり、石巻市でも考えていかねばなりません。
 

2014年7月21日月曜日

「第一回、憲法を考える県民の集い」に参加して参りました

受付ですけど!
私の考え方ですが、政治家はそもそも政治を語る、あるいは広めるのが仕事だと思っています。

その際、活動はどうしても切っても切りはなせないはずで、私は自身の考えに共感できる団体にはトコトン付き合いますし、足りない仕事があれば何でもやります。
よく「阿部さんは謙虚だね」と言われますが、活動の根本は人で成り立っていますから、私がそこで働いて、会がうまくいき、結果、国や地域がよくなればそれでいいのです。
さて、本日は八木秀次先生のお話と、和田政宗、相沢光也先生のパネルディスカッションです。
司会は我が友、渡邉ひろし、19日のお茶会ではお世話になりました!

そもそも制定自体に疑義のあるこの問題を、今まで変えてこれなかったことが問題だと私は思います。

昨今、集団的自衛権が議論されておりますが、思想問わず、目指すは永久の平和です。
メディアは改憲、解釈変更することが戦争への道とミスリードを続けていますが、
・平和を守るようにすること=侵略国家に対しては毅然とした対応を取れるようにすることで、自分で平和を維持できるようにすること
・今のままの平和を続けるようにすること =現場職員への配慮もない現状でも、自分たちに火の粉が飛ばなければいいと考えること
双方は、平和というキーワードについては同じですが、手法、そしてその状態が長く続いた時の結果は恐ろしい物が在るように思えてなりません。

私は被災地の地方議員のひとりとして、ご遺体の前でそっと手を合わせていたあの自衛官の手枷を縛ることなく、国際社会という荒波で国を護れるようにすることが最大の支援だと思っております。

また、私はウィグルチベット、あるいは南沙諸島をはじめとするベトナムや東南アジア諸国の今を学んでいく中で、日本の果たすべき大きな役割と、その期待を感じます。
各国が貪欲な大国に恐怖している今、パワープレイヤーとして国際社会に影響力の在る国は日本しかありません。
また、これらの悲惨な問題を、自分たちの子どもや孫に味あわせてはなりません。今、目の前に在る危機はそのスタートラインだと私は思います。

自分たちさえよければそれでいいのか、違います。大震災であれだけ支援してくれた各国の誠意に答えるためにも(無論、外交のうちにそういった戦略が組み込まれているとはいえ)、そして、日本に生まれる子どもたちのためにも、互いの違いをしっかりと理解し、認め合い、平和な国際社会を残していくためにも、しっかりと地方から、この問題を突き詰めていかねばいけないと思います。

2014年7月12日土曜日

[日常]Macが起動しなくなりました ;;

活動報告書をつくっておりましたらiMac2011が起動不能に ;;

保証が切れた段階でSSDを導入してFusionDrive化してたのですが、それが主たる原因。
しょうがなくOSインストールから開始し、環境復元をしました。
原稿が飛んだので配布が遅れそうです ;; 

またデータが飛ぶのが怖いのでBlogに一時避難。

MacはTimeMachineという常時BackUpしてくれる機能がついております。
出先で使うMacBookAirのためのBackUp環境整備のために、中身をいじったせいでした。
BackUp整備のためにBackUpを使用するというのもなんだかなあと思いますw

電子データは消えれば何も残りません。
皆さんも、データのBackUpはきちんと取りましょう!

 

 

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2014年7月1日火曜日

石巻市立病院について

だいぶ、概要がわかってきましたので、整理の意味込めて。

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(市立病院Webページより)

まず、建設費ですが、137億円の内訳ですが、
(1):当初構想>70億円
(2):宮城県地域医療再生計画による増床分>34億円
(3):それらを含めてのインフレススライド >33億円

という内訳になります。
要するに倍額という報道が先行してるけど、実際は県負担分を頂くための計画変更と、あとはアベノミクスによる効果だよ、という説明でした。 

なので、(2)の分は県の計画なので県で、(3)の部分は国の政策なので国へ。
という形が理想的というお話です。

で、私自身の考えですが、「そもそも場所に疑義が在る」 、「財源の根拠が無い」
まずは場所ですが、駅前、しかも渋滞地域。駅前の再開発も並行しますが、それについても財源が不安です。しかしながら、こちらはすでに議会として可決しておりますので変更はかなり厳しい。
そして財源ですが、今後の国、県の動向次第となります。
今議会中に一定の財源についての結論は出るはずですから、その上で議員各人が意見を戦わせる形になると思います。

仮に財源がどうであれ、血税によって再建するわけですから、経営面できちんとした精査が必要だと思います。
仏作って魂入れずにならないよう、しっかりと議論してまいります。

一般質問を終えて

一般質問を終えました。

今回は、

・陳情案件について
いわゆる機関紙でもある「しんぶん赤旗」とはだしのゲンについて出ている陳情について取り上げました。
小坪しんや議員のご指摘にある通り、これは全国的に常態化しているようです。
石巻市においては、旧市からあったこと、実数を把握していないこと、勧誘については議員が行ったケースも有り、集金については議員が常態的に行っていたこと、が明らかになりました。
実数が何人か把握は出来ませんでしたが、私自身も山積みの機関紙を目撃しており、相当数、慣例化していたのではと思います。
市長自身もこの問題について初めて知ったとのことで、あとは今回の一般質問を受けて、庁舎内で聞いていた各部課長の判断になると思います。
やはり、市民から信頼を頂くためには、何事も適正運用が必要かと思います。慣例化してしまったり悪習となってしまったりしたものですから、こういった機会にぜひ、市としての健全性を取り戻して頂ければという思いも込めての質問となりました。

はだしのゲンについては再三のお願い、今回は陳情案件も賛否両論で出ておりました、麻薬や覚せい剤を助長している描写が在る本書を、学校に置く理由を強く訪ねましたが、結果は変わらず。
残念ですが、また機会を待とうと思います。

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・石巻市子供の権利条例について
権利志向が強すぎるため、義務や責任の考え方を入れた運用を求めました。
市長からは権利についてこういう風に考えたことがなかった、義務や権利について考えていくという前向きの答弁が得られました。
細かい部分は違いますが、将来的なビジョンにおいて、市長の答弁は非常に心強い響きが有りました。
そもそも権利は行使する、しないの自由があり、生きる権利や社会参加する権利などというものは、権利ではなく義務です。
権利の在り方についても行政に質問し、きちんとした考え方のもとで運用して頂くようお願いいたしました。

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・IT活用について
ICTとしての在り方や、横断的な運用を提案しました。
オープンデータについて、行政として考えていたのは素晴らしい動きだと思います。

 

以上、ですが、終了後、共産党議員の庄司さんより議事進行が出されました。
内容は、私の質問中、
「機関紙は寄付であるという」言葉があったが、ものを提供しているので寄付ではない、よって取り消しを求めるという内容です。
その後、無所属の黒須議員より、
「この議事進行に賛成し、阿部利基議員の質問の取り消しに賛成する。官邸で集団的自衛権の改悪が有り危惧している、人権侵害という言葉もあった」
とちょっと意味不明なものでした。後者については共産党議員水沢さんが、「今回だけは一番議員に賛成」という言葉が続きます。

さて、まだ議事録が出ておりませんので、私の原稿上の話になりますが、
該当部分、「機関紙は寄付の特性も持つ」とあります。
そもそも、政党内の活動費、300億の中で250億が赤旗収入である点、部課長として任意で買っている点からいっても、寄付的性質を持っているのは明らかです。
共産党議員自ら、運営費目的で勧誘、販売をしていたのであれば、明確に地方公務員法36条に違反した販売を行っていたことになります。
私に対する意見書というビラが二日前にまかれましたが、そちらとの整合性もとりつつ、撤回は一切せず、対応してまいります。

また、後者の黒須議員については、私の原稿上では石巻市議会議員政治倫理条例についての部分で「〜人権侵害などを行ってはならない」と原文を引用した部分でありますから、この条例について疑義が在るのだと思いますが、意味不明でした。

長年の悪習を断ち切れる今こそ、しっかりと行政職員には立ち上がって頂きたいと思います!

2014年6月28日土曜日

費用弁償なる制度

ちょっと興味深い記事が出てたので。
みんなの党のおときた駿さんが書いた記事「1日1万円、都議会議員の「費用弁償」は供託(≒受け取り拒否)しております」です。

では、石巻市ではどうなんでしょう?
石巻市は実測し、距離に応じてキロメートルあたり数十円いただける制度だったと記憶しております。要するに交通費という扱いですね。
庁舎までの距離が最低2km(おぼろげ)からということ、私の家までは本当に微妙なところだったので、実測をお願いされましたが、めんどくさいので要りませんし、後で文句も言いませんとお断りしました。
確か地図上1.9kmでルート次第では支給できるという内容でしたが、だったら最短でいけばいいだけと考えた次第です。

頂いたものでは、委員会で市内出張があった際などは400円ぐらい支給された覚えがあります。

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石巻市の場合、庁舎まで1時間以上かかる議員もいらっしゃいます。
勤務地まで考えて手を上げるわけですから、悩ましいところではあるのですが、ある程度の交通費支給がないと郡部から出る人は大変だなあと思います。 

都議会の場合は一律日当のようなので、性質がまるっきり違うので、比較にはなりませんが。

2014年6月27日金曜日

小坪しんや議員

先ごろ、石巻市議会に一通の陳情が届きました。
行橋市議会議員の小坪しんや議員からのものです。

内容としては、
・行橋市、庁内でいわゆる党機関紙である「しんぶん赤旗」 が蔓延している。
・具体的には部課長以上の購読率が異常で、 配達、勧誘、集金も共産党系議員が行っている。
・議員という立場からそういった行為が常態化しているのであれば、公務員の中立性からいって問題である。
よって、石巻市においても調査し、実態を明らかにして欲しいという内容です。

私は資料として、各部におかれてある分には実に的確な資料として機能すると思います。結論がファンタジーですが。
その一方、各机に押し売りのごとく機関紙をおいていったのでは、それはそれで問題です。
なぜならば、議員という立場は執行部に対して質問する権限を持っています、その行使が見え隠れする地位で、党機関紙の販売を行っていては誤解されてしまいかねません。
売っている本人としても不本意でしょう。

と、いうわけで、早速調査しましたところ、やはり石巻市でも慣習化しておりました。
小坪しんやさんのご指摘の通り、全国的に慣習化しているのでしょう。
小坪しんやさんは全国に一斉に送付したそうです。
石巻市議会では、全員に陳情書を送付するという対応がとられましたので、私ひとりでもしっかりとやってまいります。せっかくの機会です。
市の健全化のために恐れず、ブレずでやってまいります! 

2014年6月20日金曜日

2014年、第二回定例会開会

冒頭、病院の話題。

137億円のうち、
・70億が施設部分
・20億が設備部分
その他、建設当初と比較すると、 実質の値上げは1.4倍程度で、メディアの2倍はミスリード。

というお話でしたが、国から予算が落ちてこなければ一般財源+起債、すなわち借金になるわけですから、それでいいかといえばよくありません。
廊下部分の拡張や、終末期医療への対応なども説明があったようですが、 予算がないならないなりにつくるという視点も必要かなと思います。

政治家を志した理由のひとつに、「復興とは元あったところに、元あったものを、元あった程度に戻す」という部分に疑問を感じたことがあります。
昨日の説明会でもありましたが、トラックが何百台と往来する道路がなぜ薄いアスファルトで舗装されているかというと、上記の前提が在るせいです。
おおいなる無駄じゃないかと思うわけで、病院についても同じことが言える気がします。

また、
・そもそも立地ありきであった点
・そもそも赤字経営だった点
については、経営指針も含めて今後示されるわけですが、建てた後の運転こそが一番重要かと思いますので、しっかり質問していきたいと思います。

閉会後、全員協議会では、

・中心市街地活性化
・防災
・文化施設

について。
気になっていたORANGEと緊急時開放無線LAN、00000JAPAN との関連を質問しましたが、あまりわかっていなかった様子。年間でかなり予算をつかっているはずなので、無用の長物にならないよういくつか提案させて頂きました。
あとは防災関連で、概略版にあった「災害対策本部は市長が設置する」という文言を質問。詳細版では、市長の職務代行の項目があったので一安心。

来週は委員会。

住民説明会、沢田折立にて

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冠水被害で悩んでおりました沢田は折立地区にて。
住民要望もあり、私も働きかけ、無事、開催してくださいました。

問題は、林道の開発、護岸工事の問題、道路の問題と複雑化しているようです。

縦割りの弊害は以前、一般質問で説きましたが横で連携していれば事前にわかっていた内容もあり、庁内組織の在り方について考えさせられました。

また、排水ポンプなどは委託のようですが、そちらについても報告書などの対応をお願いし、閉会です。

震災後、再建して後、雨、台風と三度の浸水にあい、 大変な地区の皆様ですが、終始未来志向で進んだ良い内容だったように思います。
時間を削って説明に来てくださった行政にも感謝でございます。

2014年6月1日日曜日

日本政策研究センター 東北ブロック 研修会に参加して参りました

日頃お世話になっている日本政策研究センターさんの研修会に。
仙台の茂庭荘です。
今回の大テーマは安全保障と憲法。
先月、よくよく言われましたが、 「そもそも地方議員が国の制度を議論する必要があるの?」という疑問。
大有りです。
一番有権者に近い市議会議員として、国の制度変更や立法部分については、常に目を光らせ議論していく、世論をつくっていくことも仕事のひとつだと思います。
特に震災後、復興名目で多額の予算を頂いている石巻市において、国の政策とリンクする、あるいは連携するという形で復興が進むのは間違いなく、現状進んでいる堤防でさえも国土強靭化のひとつの流れです。
そうした時、予算の出処や事業の目的を「国の政策なので知りませんでした」ということがあってはならないと私は思います。
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私は議員については専門性とテーマ性をもった多様な専門メンバーで構成されるべきと考えておりますので、自分の分野外であれば調べてお返事すること、分野内であればしっかりと話できるよう、日頃から学びを欠かさないよう、こころがけて参ります!
さて、憲法ですが、国のかたちをつくるのが憲法である以上、その制定の歴史も踏まえてこのかたちでいいのかをしっかりと議論しなければならないと思います。
震災で職務に殉じた多くの方が、我々に、末永く、平和で健やかな地域、国を継承していくことを望んでおられたはずです。
その際、現状ではその地域性が内から壊され、外的には南沙諸島、あるいは尖閣諸島も含めた有事がくすぶっている中で、我々がどうあるべきか。
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現状の憲法では、友人が殴られていても助けられない、あるいは自衛でさえもかなりの制約を受ける状況にあるこの憲法を、もう少し現実的に考えていく時にあると私は思います。
右や左と思想だけで語られがちな問題ですが、日本人の優しさと勇敢さを震災でしっかり見た地方議員として、奴隷の平穏ではなく誇り高い平和への一歩として、我々はあるべきではないでしょうか。
あの時、アジア各国のストリートチルドレンが義援金のために缶を持っていてくれたこと、そして今、中華覇権主義に困っている国がその国であるならば、平和のためにも現行憲法の限界を国民が見極める手助けをしたいと思います!

2014年5月30日金曜日

公衆無線LANの災害時無料開放用の統一SSID「00000JAPAN」が始動

石巻市ではORANGE(災害に強い情報連携ネットワーク)なるものあり、各避難所に備え付けてあるタブレットやら、Wi-Fiでアクセスして人名検索やらできるシステムが整備されております。
昨年、非常用回線というのを自治体独自で常時整備しておくことは、維持費からいってももったいないので、平常時はオープンスポットして開放し(長時間専有されない工夫が必要でしょうが)、外国人観光客誘致やWi-Fiタブレットでも観光情報にアクセスしやすいインフラ整備を目指しては?と質問し、前向き検討中というありがたいお返事を頂いていたわけですが、27日付のニュースで災害時に無料開放用SSIDが整備とか。

こういう共通整備が入ると強いのはインフラを抑えているキャリア側です。
そもそも非常用の回線を常時整備しているということは、維持費から言ってもナンセンスで、独自回線の強みを出せなければ無駄な事業ということになるんじゃないかなあと思っております。
昨年四月に連絡会、昨年九月時点で釜石市と仙台市で実証実験があったということですから、ORANGEが走りだしてからのことかと思いますが、んー。

いくつかアイディアを頂いておりますが、せっかく引いた独自回線なのでどう活かすか。しっかり聞いてみようと思います。

2014年5月26日月曜日

当選報告

無事二期目の四年を頂きました。
ご支援頂きました皆様には、こころろより感謝申し上げます。
今回の選挙で訴えた点は、
・自主自立への復興
・ 10年、20年さきの将来を見据えた政策の必要性
を訴え、通算で60回、街頭演説を行いました。
特に、主張に共感したという方が多く声をかけて頂きました!
期間中にゆっくりお話できなかった方、ぜひ今後、絡んでやってください!
これからも最若手の議員としてしっかり正道を進んでまいります!

2014年5月24日土曜日

政治への原点

選挙戦通じて、23日で51回の街頭演説を終えました。
名前連呼をするだけの政治では前に進まないという思いの元、政策を訴えていかねば復興はないという思いからです。

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あるべき復興の姿は、両足で誇り高く、大地を踏みしめるようなしっかりとした土台作りであり、そのための予算であり政策であるべきです。
我々が何で復興し、どこへ向かおうとするのか。
いつかまた惨劇が起こったその時に、両の手をすぐさま差し出せるような繁栄を目指して、訴えてまいります! 

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ひさしぶりに訪れた浜。
ここでなくなった命のために、我々は前に進まねばなりません。

昨日の個人演説会で、自分の政治への原点に少し触れました。
井沢満氏のブログ にある思いそのもので、自分ならば最後に何を願うのだろうとかんがえると、やはり将来の日本、石巻市のしあわせだと思います。

明日は最終日、頑張ってまいります!

2014年5月22日木曜日

石巻市議会議員選挙 経過

本日は林英臣政経塾の同志が応援にかけつけてくれました。

どうしても選挙は名前を売ることが目的になりがちですが、私は選挙で問われるべきは政策だと思います。
よって、本日は、市内11ヶ所で街頭演説を行い、目指す石巻の将来を提示させていただいました。

小雨ちらつく中の応援演説、同志には大変ありがたい思いでいっぱいです。  

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夕刻過ぎて、和田政宗議員も応援にかけつけてくれました。

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その後は個人演説会。
復興への決意と自分の政治家としての原点をお話させて頂きました。

いよいよ残すところ2日、最後まで頑張ってまいります。 

2014年5月21日水曜日

石巻市市議会議員選挙 中盤

ちょうど折り返しということで。

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決起集会からあっという間に時間が過ぎてまいりました。

21日は街頭演説から開始!

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自分の原点でもある、将来へのまちづくり、しがらみのない政治、若手が活躍できる経済圏を軸にお話させて頂きました。特に、人口増へ進み繁栄することで、将来、どこかで震災が起きた時に我が事として現場へ行けることが恩返しであり、まちづくりだと発信させて頂きました。
本日で街頭演説は25回。街頭で政策を訴えて参ります!

2014年5月12日月曜日

中里町内会総会へ

中里町内会総会へ参加して参りました。
たくさんの励ましを頂きました。頑張ってまいります。

中里地区は、震災において、ほぼすべての建物が床上浸水。
それでも行政に頼らず、自分たちのことは自分たちで、津波区域はもっとひどい、そういう気持ちで頑張っている地域で、これこそが共助だと思います。

共助共助と行政が言いますが、私はそれは行政事業の民間への丸投げにほかならない様に感じます。
自立の上で成り立つもの、あるいは公助へつながるもの、そういうものこそ共助というのであり、行政の人手不足解消に使われるべき言葉だとは思いません。 

このあたり、総会でも話題になりました包括的ケアの話題にも通じますが、一考いただけるよう発信してまいります。

2014年5月8日木曜日

あべちゃんねる第9回「両国さんが街にやってきた!の巻」 _録画(+ 再生リスト)


両国ゼミナールの両国先生が石巻に来てくれました。
国政から市政まで、あつく語り合いました!
個人的には教育者たる両国さんと、教育について語り合えたのは有意義でした。
またやりましょう!

2014年5月4日日曜日

石巻市子供の権利に関する条例

http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10405000/5545/5545.html

あえて断言します。
権利では子どもは救えません。

別件で調べていたのですが、この件、趣旨がまとまらず質問しなかったのを今でも覚えております。 
一見するとすばらしいことなのですが、権利は行使しないことも可能です。
そもそも健やかに育つことは義務であり、いじめ、虐待、暴力などに対し、子どもが権利を持っているから保護するのではなく、当たり前に保護すべきで権利で規定する必要があるのかどうか。また、そもそも避けがたい事態において無意味な権利ではなく、そうではない社会構築こそが必要だと思うのですが。

憲法関連の事案が多い週でしたが、権利だけの世の中ではなく、公のための責務、そういった概念が薄れつつ在る今、権利の根本に在る憲法こそ考えるべきであり、健やかに育つ権利も奪われた石巻において防災は公の義務であると声を大にして伝えていきます。

2014年4月30日水曜日

前例を打破するちから

仙台にパンダはいらない!まとめブログ
http://blog.livedoor.jp/sendaipanda/archives/37816375.html
様より。

 

Webのちからは侮れません。
たまたま目にしたブログの記事から、ある宮司さんへつながり、私へつながり、和田政宗さんを通して、杜人の会様へつながる。同時期に何人も同じことを考えたから、こういったシナジーが生まれたことと思います。

多くの小旗に歓迎されて、羽生結弦選手も嬉しかったと思います。
微力ながらお力になれたこと、時期的に動けない自分にやきもきしましたが、仙台で動いてくれた仲間がいた事に感謝致します。

 

今回の件、市は前例がないと断ったそうです。
私は議会でこんなことを言ったことが有ります。「前例はだれがつくるのか、そもそも前例のない震災復興において、前例主義などお荷物でしかない」

前例を打破するちから、それは若さ、そして公のゴールでも在る志である気がします。
ゴールへ向けてのシナジーを決起集会で感じました。まだまだ遠い目標ですが、しっかりと歩みを進めてまいります。 

2014年4月27日日曜日

決起集会!

本日は多くの方にお集まり頂き、ありがとうございました!

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復興への決意、将来への約束をご挨拶させて頂きました。
遠くからは、林塾同志、渡辺勝幸さん、渋間先生ら、そして早朝には和田政宗さんがかけつけてくださり、激励を頂きました。
よろしくお願い致します!

その後、青年会議所の公開例会へ少し顔を出して、震災後亡くなられた議員の奥様へご挨拶。
お話を伺うと内に外に活動していた方のようで、共に政治をできていたらなんと素晴らしいことだったろうかと悔しい思いでした。先人の思い、しっかり受け止めてまいります。

2014年4月17日木曜日

こんな復興を目指してます!

もはや3年。
震災にあったあの時から、石巻市はどういうまちづくりを目指してきたのか、あるいはこれから目指すのか。
私にはまだその未来が見えません、正確にはそれは提示されていないように思います。

復興の根底にあるべきものは、自主自立です。
私はどこへ行ってもこれだけを言い続けてきました。仮設で、あるいは企業で、行政で。
多くの市民が立ち上がるその時、政治のちからはその土台作りに必須であり、そこから先へ伸びていき、咲き誇る花は各々が色付けすべきだと考えています。結果の平等ではなく機会の公平さこそが政治の本質です。
震災で多くの支援や物資が石巻市に入ってきたあの時、これが当たり前であってはいけない、ここから回帰し、自分たちの足で立たねば、支援に応えることにならない、そう考えております。

まずは経済の復興。
もはや賞味期限間近ともいえる復興特需。応援をブランド化せずに、今後は「皆様の支援のおかげでここまでおいしいもの、素晴らしいものをつくれるように再生しました、ありがとう」という感謝をブランドとしていかねばなりません。
それが本当にすばらしいものであれば、必ず顧客はついてきます。
こういった共通認識形成のためにも、キャラクターの二次使用やチャンネルの構築など、行政が弾みをつけるべき余地はまだまだあります。

次にまちづくり。
包括的ケアセンターの本質を理解し、絆のほんとうの意味を、今こそ取り戻すべきです。
今や行政が全てやって当たり前の時代は終わりました。
これからはできることを自分たちでやる、自主的に地域に関わる、そんな地域社会構築のためのキーワードが包括的ケ
アのはずです。もう一度この計画の趣旨を見直し、地域社会で子育ても、福祉も考えられるまちづくりを目指します。 

そして、ひとづくり。
将来のリーダーを育成する事業、起業家、政治家、さまざまな分野で活躍できる人材を育成し、日本へ発信していくことが感謝の印でも有り、有能な人材が市を引っ張ることで繁栄も約束できます。
そのためにはまずは教育。
市の教育環境は決していいとはいえません。立志式の徹底、郷土愛の醸成を行い、学力と人間力を高める教育環境を構築し、同時に起業家を育成することで新産業へ挑戦します。

おそらく、市民の皆様はこう思っているはずです。
「次に日本で有事があった時は、自分たちが助ける番だ」
自分たちの足できちんと立ち、次に備えることこそが我々の役割だと確信します。
それが、自らを主とし、自らの足で大地に立つことだと思います。

借り物のハコモノやモニュメントで復興を語るべからず。
今やるべきは自分たちで考えるまちづくりであり、ひとづくりです。 

 

2014年4月15日火曜日

多文化共生社会のその後

http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10153000/8296/20140331105156.html

やっとパブリックコメントが掲載されました。

中を見てみると疑問点が多々。

まずは質問3。
外国の方が就労する先がないとのことですが、今般の計画はそもそも研修生や永住者がメインの対象のはずです。
少子化と労働問題と、論点がごっちゃになっていますが、これも計画に具体性がないために出た質問ですね。

質問4。
早急に意見交換の前に是非を問うべきです。

回答5。
どこまでいけば十分なのか。
おそらくは民族の垣根を超えるという表現なのでしょうか、従来から私が主張している通り、個性があるから互いに認め合えるのであって平等化することが良いとは限りません。そもそも変えるべき意識がどこにあるのか、質問者が指摘している通り差別問題の例示があるのならば、示してから回答すべき質問です。

回答8。
市民という定義そのものが歪んでいることが見て取れません。
かつて日本は日本人だけのものではないと妄言を行った首相がいましたが其の名残さえ見えます。

回答11。
そもそも人権尊重などという概念を語るのであれば国でやるべき話です。
 

石巻市はどこの国にあるのか。
震災の際、どこから支援され、何で復興しているのか。
私は疑問にさえ思える内容でした。

文中、移民促進ではないとありますが、私にはこれが橋頭堡にしか思えません。
断固反対してまいります。 

2014年3月30日日曜日

若手の保守のみなさまから応援を頂きました!

 

いつもお世話になっております、恵比寿さんにて。

一年通してブレず、曲げずの主張のおかげか、10数人のみなさまにお集まり頂きました!
それぞれが考える市の問題点を指摘して頂き、若手の声として市に届けていくことを約束させて頂きます!

特に、
・現在起きている台湾における学生の抗議活動は他人ごとではなく、 石巻市において多文化共生社会がそのまま推進されればとんでもないことになる点、メディアもだんまりなのは恐ろしい
・福祉一辺倒の政治ではなく、税収の根幹に在る人口を増やす政策こそ必要とされている点
・企業誘致と声高に叫ぶのではなく、来てくれる土台、インフラづくりこそが公助そのものである点

私が常々主張している内容が、やはり若者、青年の声なんだと確信に至る会でした。
特に保守系ということで、教育勅語や歴史議論、今、ネットで議論されているそのままの内容が伝わってくる内容でした。

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期待に応えられるよう頑張ってまいります!

2014年3月27日木曜日

遠い縁からありがたい一言

先日、会報誌をお配りしていたら、お声がかかりました。
お茶を頂きながらまたっり、農業のことや石巻のことを話していた時、
「 あんた、この間、神社でお話していたよね、よかったよ」
の一言。
たしか、天長節の時のだと思いだし、日本という国について、そして被災地の道徳心についてを話した時だと思いだし、よかったの一言がとてもありがたく感じました。
と、いうのも、実はかなりしゃべるのが苦手です! 人前結構緊張します!
なるべくアタリマエではないことを言おう言おうと思うのですが、どうしても誰かの言葉だったり、文章だったり。
自分の言葉で相手を説得する、政治家に最も必要な能力であり、これが言霊を込めるということだと思います。
ついつい熱くなると止まらない私ですが、ああいう場で、即興で語った言葉が評価されるのは本当に嬉しいです。

2014年3月22日土曜日

第一回定例会を終えて

三月二〇日、定例会も終了したわけですが、今回の目立った案件を。

・副市長人事
承認を得て、ご挨拶を頂きましたが、実に素晴らしい内容でした。
特に「人口流出対策」に関して、「人口増へと」持っていく決意を。
また、そのための産業再生に置いて「若者への雇用」を、という内容でした。
両方共、一年間とおして言い続けてきたことですが、手応えがあるのは嬉しいです! 

・ICT関係の委託案件について
産業建設委員会にて議論になりましたが、その価格が適正か否かという場合の判断基準は非常に難しいものがある場合もあります。ジャンル毎のプロ集団であるわけでもなく、 特にIT関係には疎い状況でこういった案件が進むと、それが業界として通常の価格なのか、そうではないかが見えなくなります。
今回、Facebook開設費用という項目で上がっていましたが額が80万、開設費用とうたってますので管理分はないにしても、疑問符がつきました。
ほか議員からは賃料なども含めて質問がありました。

昨今の風潮で、公共事業はリーズナブルであることを求められますが、私はこれには疑問符です。
何を犠牲にして価格を抑えているのかといえば、やはり人件費であったり、極端な場合、安全だったりするわけで、それが適正に行われているかを議員はチェックすべきです。

・外国人地方参政権について
私の一般質問への回答ですが、将来に付与の可能性を残すような答弁は大変いただけないものでしたし、そういう思想であるならば、はっきりとそう主張した上で復興を進めるべきです。
ニュースでは台湾で学生が立法院占拠、 これはサービス貿易協定に中国側が有利な内容が入っていたためですが、こういったニュースを日本のメディアは報道すべきです。

石巻市においては、議会に国旗がない、311追悼式に国歌斉唱がない、あるいは多文化共生社会を復興期において推進するなど、非常に売国的な政治が進んでおります。

悲惨な震災で助けてもらう一方で、国へ恩を返す、立派に復興した姿を見せる、そういう根っこをしっかり持たない限り、上辺だけの復興で終わってしまう。隣の芝は青いではありませんが、石巻市の復興が遅いのはこういうところにもあるのではないかと私は思っています。

しっかりと前をみて進むためにも、地面、国土に根を張った政治が必要です! 

あべちゃんねる第8回「多文化共生にもの申した!の巻」

2014年3月18日火曜日

産業建設委員会にて

本日、産業建設委員会がありました。
その中で、石巻市のICT事業、国の緊急雇用事業について質問が相次ぎました。

賃料、あるいは人件費の部分は質問がすみましたので、私自身はFacebook開設料(初期費用含む)=800,000円について、価格の正当性とその成果について疑問符を。
価格は正当とのことで、実質「いいね」が168。管理費込みというニュアンスでしたが、ほかで管理料の項目もあり不自然でしたし、成果についても疑問です。委託案件の場合、こういったところが見えづらくなるのは弊害ですね。

これは国の緊急雇用事業ですので、石巻市からはお金は出ていませんが、それでも皆様の血税には変わりありません。 
一番ITに近い若手議員として、しっかりと疑問符を口に出させて頂きました。

が。

問題はこの委員会のあり方にもありまして、正直、私は疑問符がつきました。
委員会としてしっかり議論が必要な案件なのは理解できましたが、「明日の一般質問で使う」というニュアンスの発言もあり、いささか個人的事情が強すぎたかなと思います。そういう事情であれば、棚上げだった資料配布に止め、あとは各人が担当課とやるべきだったのではないかなと。

実際、私も不信感を覚える内容でしたので、きっちり一般質問していただけることを期待しております。

2014年3月17日月曜日

一年間お疲れ様でした!

本日は同僚議員と有効会派である「いしのまき市民の会」様の一般質問が無事終了しましたので、少しはやい打ち上げを行ってまいりました。

補欠選挙で当選させて頂きまして、紆余曲折ありましたが、約束したこと、たとえば会派に入らないことであるとか、あるいは保守系でしっかりやること、を大事にブレずにやってきた結果、今は信頼できる同僚議員と食事を共にしております。先輩方には、一年間、ご指導いただきありがとうございました、そして、一緒に当選しました市議には、いろいろと相談を聞いていただいたり、あるいは話あったりと、本当に助けられました。ありがとうございます。

特に本日、先生が時局講演会で聞いてきた内容から、
「としきくんの言っていることは正しい、日本は国際社会についてしっかり見ていくべきだし、地方においても中華主義をしっかりと批判していかないと危ない」という趣旨でお話頂ました。先生は、私がブルーリボンバッジをつけていると北方領土返還運動のバッジをつけてきたりと、いろいろと勇気づけられる思い出しかありません。 

私からみて、石巻市議会はおかしい部分がたくさんあります。
市民代表として、私自身まだまだですが、正常化できるよう、力を尽くしてまいります!

2014年3月15日土曜日

一般質問終了!

一般質問、無事終了致しました。

少子化については、行革も含め、高福祉高負担社会にならないよう、今のうちから人口増へ向けた動きの必要性を論だてし、あわせていくつかの政策を提案させて頂きました。当局もまんざらではないようなので、ぜひ、いくつかの政策が実ればと思います。

多文化共生社会の問題点については、アンケート内容からその問題点を。
・有効回答率の低さから、そもそも計画の意義があるのか。
・祖国文化への誇りと、その家庭教育実施割合の差から、公教育に負担をかけるようなミスリードのように見える点を
・外国人の生活保護(2014年1月現在、12世帯、16人)がいる点から、相互主義(世界には生活保護のような現金給付制度がない国がほとんどです。フードチケットや配給制度がセーフティーネットとなっております)の観点からも、生活保護制度全体の見直しをし、社会保障費の抑制と本当に必要な方への適正な受給を。
・ハワイの例(かつてハワイ王国であり、外国人地方参政権によって合法的にアメリカに併合されました)から、外国人地方参政権についての所見を。
・合わせて、311追悼式において、仙台市、東松島市、女川町、大崎市であった国歌斉唱が石巻だけなかったこと 

質問致しました。
行政からは、
・多文化共生社会については、郷に入りては郷に従えの考えで、日本文化、石巻の文化を基準に考える
・生活保護については適正な受給、チェックを行う
・地方参政権については、すぐには波及しないし、当面その考えはない
・来年度以降、国歌斉唱については考える

という回答を頂きました。 

多文化共生社会については、計画名を交流計画に変更を訴えましたが、パブコメを実施していることもあり、今回は中身についての姿勢をしっかりと問わせて頂きました。
気になった点は、外国人地方参政権は「すぐには波及しない」という回答で、ではいつかやるのか?という疑問もわきます。引き続き、しっかりと行政を見ていかねばなりません。 

2014年3月13日木曜日

自立と支援

議員になった後も、ボランティア活動は少しずつですがやって来ました。
時には大変な思いをしたこともありますが、概ね、嬉しかった、よかったという反応を頂きます。

私は、青年会議所の友人たちとボランティアを始めた時から、変わらぬ決意が有ります。

・自分も一被災者としていること

これは顔に出てしまったりと、なかなか難しいことでしたが、被災者であるが、最後に立つのは自分の意志であるという点を大事にしたいからでした。

・ 物資配布は極力しないこと

最も心配したことは物資漬けであり、そこに陥っては自立、復興ができなくなる。
特にこの点を、敬愛する青年会議所の友人たちと意見を合わせて、徐々に物資支援を減らしながら、ある友人はコンサートの誘致、ある友人は日常の活動へと回帰していきました。

私自身、さまざまな人の手を借りて、仮設住宅へコンサートを三回行い、今に至ります。

さて、ある学校に、地方議員の友人たちと支援した際、そちらから、復興の現状をまとめた冊子、と支援へのお礼、子どもたちの写真が入った封書が、後日送られてきたことが有り、大変嬉しかったことを覚えております。
それは、つらいときであればあるほど思い出した礼節、理不尽に耐えた我慢のこころを、きちんと子どもたちに伝えている学校なのだなと感じたからです。 

たかが礼状ひとつ、たかが国旗、国歌。
そういう人たちも多いのでしょう、しかし、その「たかが」にこそ気持ちが宿るのだと思いますし、震災で発揮し得た縦糸と横糸がそこに宿っているように思います。

津波で何もかも流された後、残ったものは何だったのか。
パンドラの箱のように最後に残ったものをしっかりと、大事に育てていきたいと思います。 

一般質問!

3/14、午後一時予定で一般質問させて頂きます!

・少子高齢化について
・多文化共生社会の問題点について

の二大綱で質問させて頂きます。お時間のある方はぜひ足をお運びください。

また、当日22:00より、日本国益放送さんと、なんと!両国ゼミナールさんにて、両国さんとコラボちゃんねるを実施です。

どんな質問だったかを、両国さんと一緒に振り返ってみたいと思います!

2014年3月12日水曜日

石巻市の歪さ

議員にならせて頂き一年近く。
国のこと、県のこと、市のことと、その案件ごとに働きかける場所が違うということはしょっちゅうです。

議会に入った当初は、国家観を出さなければ、それは市の案件ではない、などなど、さまざま指摘をされたことを覚えております。ですがどうでしょうか、私という個人があり、それが家族とつながり、地域の会社なり、組織なりと縁があり、ゆくゆくは県であったり国へ届き、いずれ世界へとつながる。

多くの条例や計画が国や県へ関係がある以上、そういった区分け、特に政治上の挟持において、それを市議会で議論することは私は無意味とは思いません。それがゆくゆくは国政に反映されるものだと信じているからです。

さて。
たとえば、今年の311追悼式においては、国歌斉唱の際、他市では起立をして斉唱を促していたそうですが、石巻市ではそれはなし
式典において、国歌斉唱はその国への敬意であったり、あるいは今回のような追悼式であれば祈りを、表現しているものです。それがないということ事態、私は冒涜的だと感じました。 

市議会において、国旗がないというのはまだまだ多数ありますが、市旗すらないのが石巻市の現状です。
「たかが布切れに何を」 
という声もあるのでしょう、しかし、この旗は日本、あるいは市が続く限り消えない象徴そのものです。
その旗の下、復興の議論を重ねるということは、私は遠いが確実に来る未来への約束のもと、議論しているという覚悟・責任が得られると思っております。

復興は精神の復興でなければならない。
経済、住宅の問題、もちろん大事ですが、その基礎となるべき公の精神。
この基礎が歪んでいては、良い将来、子どもたちが笑い合う未来など、夢は夢で終わると感じています。
モラルハザードを嘆く大人が多い中で、何がモラル、道徳かかすら規定できない、そんな公ではいけません。しっかりと軸足を揃えて、一歩ずつ進む、そういう復興の一年であればと思います。 

2014年2月14日金曜日

あべちゃんねる第7回「多文化共生にもの申す!の巻」_録画



さて、この案件。推進は県という話もありますがどうなんでしょう。
地方から国を変える、護る、そういった姿勢で議員をさせて頂いておりますがゆえに、こういう話題にはついつい熱くなってしまいます。
今度の一般質問でも取り上げたいと思います!

パブリックコメントはこちら!
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10153000/8296/20140128154938.html

2014年2月9日日曜日

NPOの独自監査をしなければ石巻に未来はない

ちょうど東京出張の際の話題ですが。

大雪りばぁねっと問題

ちょうど、1月にあるNPOの代表さんとあってお話してきました。
お互いサブカル好きな点もあり、すぐに意気投合できまして、たとえば、
・石巻市でつかっている防災ネットワークORANGEを、平常時には観光案内所で簡単な申請をすることで有効なWi−Fiにするスマート化。正直防災だけではもったいない。いざ震災がきたら警報と連動して帯域からはじくプログラムぐらい簡単に組める。
・ 駅前でプロジェクトマッピングをしたい。
・ 市役所にオーロラビジョンをつけて、石巻のライブカメラ映像を流すとかニュース流すとか。
・伝統行事系は全部リアルタイムで配信しようとかとか。 

とにかく、仕事があって、ここだと面白いことをやろうとすると行政が応援してくれる、そんな街にしたいということを熱く語り合ってきたわけです。


その中でNPOの話題にも触れたのですが、一般にはもうボランティア=NPOという概念で出来上がりつつありますが、実はNPOは企業です
一般企業だと利益追求が目的ですが、NPOの場合社会的利益が第一義とされ、またその利益についても分配が制限されてます。

この社会的利益というのがまた曖昧で結果がなかなか出難いという側面もあります。
現状の石巻市ですとそこに公金をつぎ込むので、なおさらNPO自体が公金依存になり、そもそも狙っていた成果を出せない状況にあるように見えます。

きちんと活動しているNPO、あるいは休眠している団体、そういった区分けをきっちりし、公金支給の際にはきちんと結果を出せるような状況にしないと、じゃぶじゃぶお金だけが出て行くような気がしてなりません。
市中にはしっかりと根を張って活動している団体もたくさんいらっしゃいます。
そういった審査、監査を強力にし、仕分けをしないと、大雪りばぁねっとの事例のようになるやもしれない、そんな気がします。 

2014年2月2日日曜日

あべちゃんねる第6回「行政資料から見る、石巻市のいまの巻」

あべちゃんねる第5回「今年の抱負と石巻の未来の巻」

 

日本国益放送様、いつもありがとうございます。
コメントの凛として愛もありました。尊敬すべき先輩に教えていただいたのを覚えております。 

多文化共生社会について

あけましておめでとうございます。2月ですね。
年明けにパソコンが壊れまして、更新が遅れました。 

さて、報道で出ました石巻市の多文化共生社会推進基本計画

多文化共生社会というのがいまひとつよくわからない内容な上、こういった美辞麗句を持ってきての政策は本質がズレている気がします。
総務省のWebで調べてみたところ、いわゆるリベラル思想である「地球市民」的な発想が計画の基本となっております。この思想には「外国人地方参政権」も含まれており、参政権については相互主義の観点から、また国防の観点から、私は反対の立場で主張させて頂いており、いまはすっかり勢いを潜めておりますがネット上の論調についても、この「外国人地方参政権」についてはとんでもないというものが目立ちます。

地方、あるいは文化といってもいいのですが、それがなぜその地方、文化たるかを特徴づけるのはユニークであることの一点につきます。
外国の方が石巻にこられて定住されること、あるいはそこで交流することには大賛成致します。
そこで生まれる交流や、文化同士の衝突から、新しいユニークが生まれると思うからです。
その一方、今回の計画でうたっている、

3)支えあう(外国の方との)市民生活
外国人の生活保護不正受給問題は国をあげて対処すべき問題であり、先日もありました韓国籍の不正受給者がポルシェにのっていた事件に対し、日本人のシングルマザーが受給できずに餓死している現状を考えれば、日本人に不遇を押し付けていないか?という疑問がわきます。
また、支えあうという聞こえのいい言葉ですが、文化を継承していくべきはこの土地で暮らす、あるいは馴染んだ人間であるべきで、言い換えれば地元の方であるべきです。白紙になったから他国や他地域の文化を持ってきて、つぎはぎだらけの文化形成をしてもうまくいくものではありません。自立なくして復興はなしえないのです。

4)国際色豊かな地域生活
地域に馴染んで頂く手助けはあってしかるべきですし、その点を行政が負担することも否定できるものではありませんが、まずマンパワー不足を言い訳にしている行政が、下地も作る前に691人の外国の方への支援をする前にすることがあるのではないか?という疑問がわきます。
そして、外国の方と生活する際、最もするべきは日本や石巻文化への理解促進であり、石巻市アメリカ区やチャイナタウン形成に行政が力を貸すことではありません。そもそも、彼らは日本文化への興味があってきているのであり、日本で母国語を話したいわけでも、宗教儀礼をしたいわけでもありません。その興味に対し、どれだけ自信をもって石巻と日本を発信できるかが、あるべき文化交流の形だと思います。
これは、9月定例会でも指摘していた通りで、案の定かという思いです。

よって、観光面、交流面でのコミュニケーション能力の促進には大賛成致しますし、12月の定例会でもその内容で質問させて頂きました。
説明会のおりでは軸をずらさず、しっかりと質問して内容を明らかにしたいと思います。