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2017年7月28日金曜日

7/28 29 旭川市、岩見沢市視察


両市の視察を終えました。

旭川市では中心市街地活性化について。
こちらは以前視察し、先日も少し触れたのでほぼほぼ割愛。















岩見沢市では、就労準備支援の取り組みについて。

厚労省直轄の、生活困窮者自立支援法の制定に伴い実施されている事業です。
保健福祉委員会で、以前横浜市で学ばせてもらったのを現場レベルから教えてもらう内容になりました。

支援法の今後も任意から必須事業になりそうで、石巻市でも取り組むべき内容になりそうです。ただ委託費が…

社会構造そのものが、戦後の極度の権利志向によって破壊されている現状、社会は余計にコストをかけて個人と向き合う必要が出てきており、いずれそれらが破綻することは目に見えています。
この事業と並行して、まちづくりの中に必要な家族や地域といった概念の再興をしていきたいなあと思う次第。

7/27 北海道夕張市の視察を終えて

久々にブログをいじってみる。
実のところ、活動報告はFacebookでいいんじゃないかなと思っていたので、こちらはほっといたのですが、報告以前に考えをまとめる際はこちらの方が便利かなあと思った次第です。
















さて、夕張は議員になってから一度はいって勉強したいと思っていたところでした。
自治権のないまち、財政破綻し、総務省管轄に入るのはそういうことです。
住民の皆さんはいたって普通に生活をしてらっしゃいますが、やはり閑散としている感は否めませんでした。

特に響いたところは、
・自治権がないということ
夕張の破綻の原因は5種類くらいありまして、それがそれぞれ複合的に絡み合っているわけですが、特に私が注目しているのはハコモノ。

石巻市は震災後、ハコモノをたくさんつくっており、私はその抑制なり運用に経営的視点を入れろといっている論者です。
単独なりで財を生む施設でリターンがあれば投資すべきですが、行政のハコはどうしても福祉的要素もあるので一概に難しい。
また、復興公営住宅も、市では最終的に、一般に自治体で保有が可能とされる個数の3倍程度を抱えるわけで、こちらも市財政へ大きな影響を与えるはずです。

議員になり、一般質問のたびにこの件を聞いてきたのですが、未だに市ではそのシミュレートすらしておらず、おそらくは市長含めた議場の全員が、5年後に各部で負担すべき経費がどの程度の額になるか、予測できていないんじゃないかと感じます。















震災後の施設で、財を埋めそうなものは、
・元気市場>こちらは公設民営方式ですが
・複合文化施設>指定管理者の手腕次第?

ぐらいで、ほかは、単発のイベントになります。観光客誘致も考えもので、常時雇用できるほどイベントを打てるはずもなく、そのたびに市職員なりボランティアで賄う形が現状です。と、なると、その時期に合わせた一般業務なりお仕事に響くはずで、観光立国の難しさがそろそろ明るみに出てきているんじゃないかと感じます。

一方で義務的経費がかさみそうなのが
・複合文化施設>指定管理者の手腕次第?
・防災センター>もう少し深く議論すべきだったと反省するところで、結局維持費にお金がかかるから口伝という手法が選択されてきたわけで、常時防災の施設は果たして我が市にいるのだろうか
・ささえあいセンター>今後の高齢化社会の流れでは必要なのはわかるのだけれど
・公営住宅>メンテナンス+その戸数
・市立病院>公病院で黒字化は至難の業

と、その議案のたびに経営的感覚の大事さを訴えてきたのだけれど、どこまで市長に響いているのか、最近は悩ましい次第。すでに公務員数の抑制なり、少人数でも効率よく動かすための仕掛けをしていかないといけない時期だけど、それも見えず、というか組織統括の基本は人事なのに、圧倒的にスライドしている感がよくない。

まだまだやれることはあるはずなので、模索しつつですが、夕張の若手の苦悩を感じる視察だったので、さすがに響きました。次回の一般質問はこの視察を活かしていこうと思います。